まだ完成していない小説ですが、思い切って載せてみることにしました。
誹謗中傷甘んじてお受けいたします。色んな人の感想を聞けると幸いです。
そこからまたイメージがわいたり、続けようとおもうので♪
この話は何処にでもあるような高校生達の物語です。
肩の力を抜いて読んでもらえると良いと思います。
続きは新しく日記に残してますので【長編】アコースティック【小説】のタグから全部ご覧になれます。
感想は私のルームのBBSか雑談日記の中のコメントにでも書いてくださると嬉しいです。
それではキャラ構成からどうぞ↓
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前田健三…この物語の主人公であり、物語の語り手。
175センチで普通の体型。帰宅部なので長身を活かせていない。成績は中の下。
そろそろなにかに奮起しようと思ってるが切っ掛けが掴めない。
幼馴染の唯からは『けんちゃん』と呼ばれている。
安達唯…主人公の幼なじみ。かなりの腐れ縁。155センチの小柄な女の子。可愛らしい外見とは裏腹に言いたい事はズバリ言うサバサバした女の子。
小学校の頃から最優秀生徒の名を欲しいままにした模範生徒。
安達舞・・・唯の1個下の妹。昔健三に恋心を抱いていた。かなり天然な女の子。姉のことはかなり尊敬している。
須藤美樹…新任の数学教師。23歳で独身。おっとり系の癒し系。天然なところもある。ギターの腕前はプロ級であるが、ギターをもつと性格が変わる。
前田謙三…主人公健三とは全くの正反対の性格。180センチの細身な体型。自分から率先して何事もこなして行く。スポーツ万能で勉強も何でも卒なくこなすいわいる秀才、天才。少々自信過剰な一面も持っている。特待生としてこの学校にいる。
五十嵐雄太・・・健三の古くからの悪友。どっからともなく情報集めするのが得意。いつも手帳を持ち歩いている。オタク気質な一面も。要領が良いのでテストなどの点数はかなり良い。昔、唯の事が好きだったが気持ちを告白できないでいる。
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第1章~始まり~
桃色の花びらが満開だったころ、俺は晴れて高校生になった。
この時期になると他の連中はみんな友達作りに精一杯になっている。
どうしてか知らないが俺はそんな気分にはなれなかった。
別に出会いがあるって事は別れがあるだろ?みたいにそんなキザな考えじゃなく、ただ単に面倒くさかったからだ。
俺の名前は前田健三。親しい奴等にはマエケンなんて呼ばれている。中学時代は帰宅部で別にこれと言った特技もなく、何処にでもいる高校1年生だと思う。
性格は筋金入りのめんどくさがり。まぁ友達作りするのすらも面倒だと思ってる所からして正直終わってる。
中学生の時の様に高校生になっても部活なんか入る気が無いので、ただ3年間を浪費するだけだろう。
そんな憂鬱にもめげず俺は高校生活最初の教室のドアをあけたのだった。
第2章~出会い~
ガラガラガラ…
俺は教室の後ろのドアから入った。まだ少し早かったのだろうか。教室にはまだポツポツとしか人がいなかった。
出席番号であらかじめ決められた席に座り少し周りを観察していた。
既に女の子同士はメール交換していたりしてる。こういう時の女の子の行動力は光の速さだと改めて思う。これだから女の子の情報網は侮れない。
そんなのをボヤキながら見てたら後ろから急に声をかけられる。
唯『だ~れが侮れないって?』
こいつは俺の幼なじみの安達唯。幼稚園からの腐れ縁である。まさか高校まで一緒になるとは思ってもみなかった。
唯は俺より身長は低いが態度は俺より数倍デカイ。友達も多く、男女共に友達がいるような女の子だ。まぁ女番ガキ大将といっても言い過ぎではない。むしろ控え目である。
俺『なんでもねぇって。てか高校になってまで同じクラスとかうちらどんだけ~』
唯『いかほど~(笑)』
とまぁ、いつもこんな感じでふざけあっている。丁度良い機会なので素朴な疑問をぶつけてみる。
俺『てか、なんで唯はこの高校選んだの?唯ぐらい頭良ければもっと良いとこいけたんじゃない?』
唯は小学校の時から成績優秀でいつも優良生徒に選ばれるほどの女だった。
唯は無邪気な笑顔を見せながら、
唯『だって一人じゃ寂しいじゃん♪』
始業のチャイムがなった。唯はまた後でねといって自分の席に戻って行った。この時間になるころには,ほとんど席が埋まっている。
チャイムから少し遅れて担任が慌てて教室に入って来た。
担任『ごめんなさい!教室間違って遅れちゃいました~。』
今までみんな初対面だったのもあって緊張感で張りつめた空気が一気に緩んだ。この女教師なかなかやるな。
担任『じゃあまず初めに自己紹介しとこうかな!今日からみんなの担任となる須藤美樹です 担当科目は数学です♪趣味はギター弾いたり料理したりすることかな?結構インドア派です(笑)まだ赴任されたばかりで不慣れな点もあるかもしれないけどみんなで楽しいクラスにしましょう♪』
拍手をして今度は生徒一人一人が自己紹介を始める。
結構他の男達は笑いを狙った自己紹介をして場を盛り上げていたが俺はほんとこういう自己紹介は苦手だ。喋る事が見つからない。そんなこんなで俺の番になる。唯が笑いながらウィンクしてくる。
俺『前田健三です。よろしく。』
2言で終わった。
唯は口をプーっと膨らませて怒った真似をしている。しった事か。
俺もこの面倒くさがりの性格を治したら、きっともっとまともな自己紹介も出来るんだろうな。と思っていたその時、
『初めまして!前田謙三です!好きな科目は体育です。小学校から野球をやっていたので体力には自信あります♪座右の銘は初志貫徹!みんな気軽に絡んで下さい♪』
ん?!まえだけんぞう?
謙三『まえの席の健三君とは漢字が違うんですがよろしく(笑)』
その声は俺の後ろの席から聞こえた。しかも控え目にいって俺より3倍の拍手が鳴り響いている。
よりによってこんな性格が180度違う同姓同名がいるなんて聞いてねぇよ。と俺は思っていたら後ろから爽やかな声で
『よろしくね 健三くん♪』
悔しいけど、こいつは人の懐に入るテクニックを知ってると思いながらそいつに軽く会釈しといた。
これはきっと波瀾の幕開けなのだろうか。あぁ、先が思いやられる。
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